秋葉原の鶏王けいすけ。
2/8にオープンしたばかりの新店らしい。
といっても、この場所は昔「秋葉原の極辛BLACKつけ麺
七代目けいすけ」というお店が入っていた場所だから、
けいすけがコンセプトを変えてリニュアルしたということ
になるのかな。
秋葉原の駅から総武線沿いに歩いていくとそのお店はあった。
前と同じ場所である。
お店の前に行列ではないが、人だかりができていて繁盛して
いる様子である。
お店に入って券売機で食券を買う。
あっさり味の「鶏そば味玉入り」(850円)というのにした。
普通は味玉入りにしないのだが、美味しそうだったのと、
このラーメンにはビジュアル的に味玉が必要と思ったので、
選んでしまった。
お店の人に案内されてお店の一番奥のカウンター席に座る。
(1席しか空いていないくてラッキー。)
写真を撮るのにはベストポジションである。
食券を渡して麺を硬めでお願いした。
お水は回転寿司のお茶のようにカウンターに設置された蛇口
から各自勝手に汲む方式。
厨房には男性スタッフが3名。
見た目怖そうなお兄さんである。
(頭がニワトリ風のモヒカン)
ホール係の若い男性はどうも中国人の様子。
店内は若い男女のグループ等もいてほぼ満席状態。
内装は前のお店から変えてあって、あちこちにニワトリの
絵が描いてある。
後ろの壁にはハンガーがかかっていた。
寒い時期には着るものが増えるので、コートをかけてもらえる
ハンガーはありがたい。
(コートを着たままでラーメンは食べられないし、手にも
って食べるのには邪魔になる。)
テーブルの上には、レモン入りのお酢に魚粉等このお店なら
ではの数々の調味料がずらり。
中でも目をひくのは辛味噌。 辛味噌は鶏チャーシューにお使
い下さいと書いてあって、これは期待できる。
待っている間に卓上のもやし(無料)を食べながら待つ。
前の極辛BLACKつけ麺七代目けいすけでは、確かゆで玉子
が無料だったが、それに替わるサービスのようである。
さすがに「けいすけグループ」のお店、お客を飽きさせない。
待つ事しばし、ラーメンが出てきた。
おおっ。
これは!
まず、目につくのは、丸ごと1本入った鶏もものロースト。
デカい。
味玉は透明のスープが入ったどんぶりによく映える。
さて、いただきます。
麺は黄色い少しウェーブがかかったもの。
あまり硬めに仕上がってないのが少し不満。
表の幟によれば、カネジン食品の麺らしい。
スープはあっさりした鶏ベースのもの。
個人的には鶏のダシを使ったものはあまり好きではない。
鶏油のクセみたいなものがちょっと苦手なのかもしれない。
トッピングのメンマは大ぶりな穂先メンマで、柔らかくて
おいしかった。
このラーメンの具に対するこだわりみたいなものを感じた。
味玉は味がよく染みていた。
多少注文をつけると、半熟度合いがもう少し。
玉子をつかむと、トロッと流れ落ちるくらいだと嬉しいのだが。
さて、問題の鶏チャーシュー。
これは、実に存在感がある。
取り皿に引き上げて食べるらしく、どんぶりから移動させた。
身をほぐして、辛味噌をまんべんなく肉の上に載せる。
肉はかなり火が通っており、箸でほぐすとバラバラと崩れる。
水炊きの骨付き鶏肉のようである。
さて、肝心の味の方だが・・・。
ある程度予想していたが、これだったら肉をラーメンと別に
食べた方が良いのでは?
という感じ。
ローストした肉をスープに浸しているので、せっかくのパリ
パリした皮が水分を吸って柔らかくなってしまっている。
辛味噌もこの鶏肉にわざわざ必要だろうかと思う。
この鶏のもも肉だったら、オーブンから出した直後のパリパリ
のものを塩をふりかけて食べた方が絶対に美味しいと思う。
あっという間に完食。
素材にこだわった、けいすけならではの鶏そばだった。
ただ、このお店にありがちな話題性先行、ウケねらいの雰囲気
が多少気になった。
おまけ:その他けいすけの動画